
VA公用文の使い心地はいかがですか?

マークダウンを使うと、こんなに簡単に構造化された文章が書けるんですね。大満足です。
ただ、見出しや本文の一部をゴシック体にするのが面倒です。

太字に設定すれば良いだけではないですか?

太字にすると文字送りが少しだけ大きくなり、行ごとの文字の並びが乱れてしまうので、ゴシック体にしたいんです。

分かりました。見出しや選択範囲を簡単にゴシック体にできるマクロを作ってみましょう。
それ以外にも、フォントサイズの拡大は、段落前の行間隔、段落の分離や分割に関する設定も同時にできるようにしちゃいます。選択範囲に傍点を追加できるようにもしましょう。
サンプルのダウンロード
Windowsをご利用の場合は、こちらの統合版をダウンロードしてください(自動でインストールできます)。
Macをご利用の場合は、こちらをダウンロードして手動でインストールしてください。
使用方法
ボタン
リボンの「VA」タブの「VAスタイル」グループに、3つのボタンがあります。Windows版では、「スタイル復元」と「スタイル変更」が、クイックアクセスツールバー(画面左上のアイコン)にも追加されます。
- スタイル変更:押すたびに、表題 → 見出し 1 → 見出し 2 …の順に、スタイルを1段ずつ変更します(フォントをゴシック体にする、段落前を1行空けるなど)。文字を選んで押すと、選んだ文字のフォントを、明朝体とゴシック体で切り替えます。
- スタイル復元:押すたびに、変更したスタイルを、下のレベルから1段ずつ元に戻します。文字を選んで押すと、選んだ文字に傍点を付けます(もう一度押すと外れます)。
- スタイル設定:「スタイル変更」で変える内容を選ぶ画面を開きます。
使い方
表題と見出しをゴシック体にする
- 文字を選ばずに押す:表題(「表題」スタイル)や見出し(「見出し 1」などのスタイル)がある文書で、文字を選ばずに「スタイル変更」を押します。
- 1段ずつ進める:1回押すごとに、表題、文書の最初の見出しのレベル、その次のレベル…の順に、1つのスタイルが変わります。文書の中の、そのスタイルの段落がすべて変わります。
- 戻す:「スタイル復元」を押すと、最後に変えたレベルから1段ずつ元に戻ります。
たとえば、表題と見出し 1 だけをゴシック体にし、見出し 2 からは明朝体のままにする、という使い方ができます。
本文の一部をゴシック体にする・傍点を付ける
- 文字を選んで「スタイル変更」を押すと、ゴシック体(MS ゴシック)になります。もう一度押すと、明朝体(MS 明朝)に戻ります。
- 文字を選んで「スタイル復元」を押すと、傍点(黒丸)が付きます。もう一度押すと外れます。
太字(Ctrl+B)と違い、文字の幅が変わらないので、行ごとの文字の並びがそろったままです。
スタイル設定
「スタイル設定」を押すと、「スタイル変更」で変える内容を選べます。「OK」を押すと、設定はアドインに保存され、次からも使われます。
表題・見出しのフォント:
- フォントをゴシックにする(既定:オン):MS 明朝をMS ゴシックにします。
- フォントを拡大する(既定:オフ):12ポイントを13ポイントにします。
見出しの段落(表題には適用しません):
- 段落前の間隔を1行空ける(既定:オン)
- 次の段落と分離しない(既定:オン):見出しだけがページの最後に残らないようにします。
- 段落を分割しない(既定:オフ)
注意点
- 「スタイル変更」と「スタイル復元」(文字を選ばないとき)は、段落ではなく、スタイルの定義を変えます。そのスタイルを使っている段落が、文書の中ですべて変わります。表題も見出しもない文書では、何も変わりません。
- フォントは、MS 明朝のスタイルだけをゴシック体に変えます。游明朝など、ほかのフォントのスタイルは変わりません。VA公用文で書式を設定した文書(MS 明朝・12ポイント)で使うことを想定しています。
- 文字を選んで「スタイル変更」を押したとき、選んだ文字の先頭がMS 明朝でなければ(游明朝やゴシック体など)、MS 明朝になります。
- 見出しのフォント・大きさを変えると、見出しの番号のフォント・大きさも合わせて変わります。
- フォント名・大きさ・傍点の種類(黒丸・点)は、アドインの定数(Settings モジュール)で変えられます。


コメント
傍点を追加する機能を追加しました。(Ver110)
プロシージャ名を修正しました。(Ver111)
表の中でも右クリックメニューを使えるようにしました。(Ver112)
アドインではなくテンプレートとして使用した場合に右クリックメニューが重複したまま終了するバグを修正しました。ただし、重複して表示されるバグは修正できていません。
セッティングモジュールの定数を変更することで、右クリックメニューを停止できるようにしました。(Ver113)
右クリックメニュー使用の有無を定数で設定できるようにしたうえで、使用停止をデフォルトに設定しました。(Ver120)
自宅の環境ではどうしても右クリックメニューが正常に動作しなくなりました。
(事務所の環境では正常に動作しています。)
原因が判明するまでは、使用を停止したいと思います。
使用する場合は、マクロの「Setting」モジュールの「コンテキスト(右クリック)メニューを使用する」の設定値を「True」に変更してください。
表題のスタイルも変更できるようにしました。
「VA公用文」のインデントがポイント単位で設定するように変更されたため、プログラムを簡潔にしました。(Ver130)
見出しが第1レベルから始まっていない場合にスタイルが変更できないバグを修正しました。
表題がない場合はスキップするように修正しました。(Ver131)
最初の見出しのインデントが解除されるバグを修正しました。(Ver132)
動作が安定しないため、右クリックメニュー設定機能を削除しました。(Ver140)
選択範囲のフォントの操作をショートカットキーからクイックアクセスツールバーに変更しました。(Ver150)
次の変更を行いました。(Ver200)
・フォントサイズの拡大機能を追加
・見出し番号のフォント変更機能を追加
・オプション設定メニューの初期値設定機能を削除
・オプションの設定値をテンプレートではなく設定ファイルに保存
段落前の間隔を1行空ける機能を追加しました。(Ver210)
変数オブジェクトの生成および解放コードを追加しました。(Ver211)
見出しスタイル復元時、オプションの設定にかかわらず標準状態に復元するように変更しました。(Ver220)
エラー処理を追加しました。(Ver221)
設定値の保存先を設定ファイルからカスタムドキュメントプロパティに変更しました。(Macで動作するようにするため)
EnableCancelKeyの設定オプションを削除しました。(Mac用Wordの不安定が改善されたため)(Ver230)
Ver200~Ver221がスタートアップフォルダに自動作成していた「VAスタイル.ini」ファイルは、不要となりましたので削除してください。
設定用モジュールの処理を高速化しました。
モジュールの構成を見直しました。
プロジェクト名をTemplateProjectからVA_Styleに変更しました。(Ver240)
basConfigStyle モジュールのロジックを共通化しました。
標準フォント(MS 明朝)と異なる場合は解除を実行するように条件を緩和しました。
コードの細部記述要領の見直しました。(Ver241)
仕様を、利用者向けのマニュアル(ボタン・使い方・スタイル設定・注意点)に置き換えました。