「旭川セキュリティシンポジウム2025」にブース出展しました

コラム

2025年10月30日・31日に開催された「旭川セキュリティシンポジウム2025」にシルバースポンサーとして協賛し、ブース出展をしました。

出展のきっかけ

もともとは、「ゆるあさ」というコミュニティからの情報で昨年のシンポジウムに参加していたことや、「TechRAMEN」というイベントで案内チラシをいただいたことがきっかけでした。

「10万円でシルバースポンサーになれば、ブースを出展できる」

そう聞いた時、ブース出展を自分でやったことのない私に「やってみたい!」という思いが湧き上がりました。

個人開発のVBAアセットが、SAKURA internetさん、Skyさん、楽天さん、サイボウズさんといった名だたる企業のロゴと並んで掲載されたのは、なかなか壮観な眺めでした。

実際にブースに立ってみて

結果から言うと、めちゃくちゃ楽しかったです!

もちろん、反省点はあります。お世話になっているコミュニティ「ゆるあさ」の宣伝があまりできなかったこと(ごめんなさい!)。そして、特定の団体に即採用!とはならなかったこと。ただ、これは想定内……いえ、当たり前のことです。

企業や地方公共団体にとって、フリーウェアを使うことを「宣言」したり、「公表」したりすることに何のメリットもないからです。逆に、「何か問題が起きても自分が責任を負わなければならない(開発者は責任をとらない)」「余計な圧力を受ける可能性がある(開発者から何かを要求されるかもしれない)」「特定の個人から便宜を受けることになる(公共団体の場合)」「同種アプリを開発している企業を妨害する可能性がある」など、デメリットはたくさんあります。そういった事情を肌で感じられたのも良い経験でした。

ブースでは、以下のような流れでデモを行いました。

  1. 自己紹介と概要説明 「プログラミングのプロではない」ことや「製品を売り込もうとしているわけではない」ことを分かったうえで、説明を聞いてもらうことができました。聞いている方は、「なんでお前の自己紹介がいるんだよ?」と思ったかもしれませんが、これがなければ「お前は一体何がしたいんだ?」というモヤモヤ感が残ったまま説明を聞くことになったと思います。
  2. お客様の現状ヒアリング 「やはり文章のフォーマットは大事だと考えている方が多い」こと、「最近はフォーマットに柔軟性が認められるようになってきている」こと、「ワードの機能を使わずに手作業で見出し番号などを入力している人も少なくないこと」などがわかりました。
  3. 「VA公用文」を使った文書作成の展示 多くの方が「VA公用文」の便利さをご理解いただけたようでした。ただし、クイックアクセスツールバーのそれぞれのボタンの役割は、一目ではわかりづらいようでした。また、インストールについても、煩雑だと思われてしまったようです。
  4. ご意見を伺う あまり直接的に質問することはしませんでしたが、展示中などの反応や表情などで、どのように思われたのかは分かりました。

ちなみに、物理的な成功ポイントとして「机の継ぎ脚」は最高でした。これがあったおかげで、お客様がディスプレイを見やすいですし、何よりも説明する私のマウスやキーボードの操作がとても楽になりました。立ちっぱなしの接客には必須アイテムですね。

ブース出展がもたらした技術的進化

今回の出展に向けて、そして出展中にお客様の反応を見る中で、プロダクトである「VA公用文」シリーズの品質が劇的に向上しました。

ブース出展前に行ったこと:

  • メモリ解放処理の徹底
  • コードの適正化

ブース出展後に行ったこと(お客様の反応を見て):

  • 操作性の向上
  • 例外処理の追加(右揃えの段落以降は処理を行わないなど)
  • メッセージ表示の最小化

デモを通じて「ここで躓くのか」「ここは説明しなくても伝わるな」という肌感覚が得られたのは大きな収穫です。

心を入れ替えたこと

そして何より大きかったのは、私自身のマインドセットの変化です。

従来の考え方

  • 「VBAを使わなきゃだめだ」
  • 「使い方を教えてやるから、使ってみろ」

これまでは、どこか「作り手のエゴ」のようなものがあったかもしれません。しかし、今回多くの方と接する中で、考え方が大きく変わりました。これには、AIの利用拡大により、「VBAの使い方」は私なんかじゃなくても、AIがいくらでも教えてくれるようになったということも大きく影響しています。

今の考え方

  • 「VBAを(まずは)使ってもらわなきゃだめだ」
  • 使えるようにしてあげて、(まずは)使ってもらおう」

「教える」のではなく、ユーザーが直感的に「使える」状態を提供する。その障壁を取り除くのが私の仕事だと痛感しました。

その結果生まれたもの

この心境の変化と技術的な改善を詰め込んで完成したのが、これらのプロダクトです。

徹底したのは「ユーザーが使ってみようと思える環境」を整えること。具体的には、インストーラー(Inno Setup最高!)による導入の容易化に加え、リボンメニューでの直感的な操作を実現しました。「機能がすごいから使え」ではなく、「使いやすいから入れてみようかな」と思ってもらえる入り口を作ることが、今の私の最優先事項です。

多くの刺激と学びをいただいた旭川セキュリティシンポジウム2025、参加して本当によかったです。ブースにお立ち寄りいただいた皆様、本当にありがとうございました。

VBAアセットは、面倒な設定操作にサヨナラし、本来の業務に集中するためのツールを提供し続けます。

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