
VBAの作成や修正に生成AIを使う機会が増えてきましたね。

そうですね。でも、修正を行うときに、VBAのコードをAIにコピー&ペーストするのが面倒です。

なるほど。VBEでは、モジュールを一つずつしかエクスポートできませんからね。
プロジェクト全体を一括してエクスポートするマクロを作ってみましょう。
ついでにインポートする機能も付けてしまいましょう。

お願いします。

単純なマクロなのでAIで作れると思います。
概要
このマクロを実行すると、現在開いているWord文書(またはExcelブック)に含まれるすべての標準モジュール、クラス・モジュール、ユーザー・フォーム、ドキュメント・モジュール(ThisDocumentやThisWorkbook, Sheetなど)のモジュールをVBE形式のファイルにエクスポートします。
AIのプロンプトに出力されたファイルを追加するだけで、プロジェクトの全コードを瞬時に渡すことができます。
プログラムのダウンロード
使い方
アドインへの登録
ダウンロードしたファイルをWordの場合は「スタートアップフォルダ」、Excelの場合は「アドインフォルダ」に保存すれば、アドインとして、いつでもマクロを利用できるようになります。(他の使い方もできますが、この方法を推奨します。)
セキュリティ設定の変更
このマクロは、VBAプロジェクトの構造自体にアクセスしてコードを読み取るため、実行前にExcel/Word側でセキュリティ設定を許可する必要があります。
- 「ファイル」 > 「オプション」 > [トラスト センター] を開きます。
- 「トラスト センターの設定」 ボタンを押します。
- 「マクロの設定」 を選択します。
- 「VBAプロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを信頼する」にチェックを入れます。
この設定がOFFになっていると、マクロはエラーで停止します。
エクセルのアドインの場合
このマクロは、エクセルのアドイン・ファイル(.xlam)には対応していません。アドイン・ファイルは通常のブック・ファイル(.xlsm)に戻してからエクスポートを行ってください。
アドイン・ファイルをブック・ファイルに変更する手順については、次の記事を参考にしてください。
モジュールのエクスポート
すべてのモジュールをエクスポートしたいWordまたはExcelファイル開いて、アクティブな状態にしてから、クイックアクセス・ツールバーの「エクスポート」ボタンをクリックしてください。
エクスポートしたファイルは、選択したフォルダに保存されます。
モジュールのインポート
クイックアクセス・ツールバーの「インポート」ボタンをクリックすると、選択したフォルダ内に保存されているすべてのモジュールがアクティブ・ブックにインポート(上書き)されます。






コメント
「単一のテキストファイルに出力」から「それぞれのVBE形式ファイルに出力」に変更しました。
一括インポート機能を追加しました。