コラム

おすすめのエクセルVBA参考書

VBAエキスパート公式テキスト

エクセルVBAの参考書籍として、VBAアセットが一番におススメするのは、「VBAエキスパート公式テキスト」(著者:田中亨、発行:株式会社オデッセイコミュニケーションズ)です。

エクセルVBAを使う上で必要な基本事項がしっかりとまとめられている本書は、どんな応用技を使う場合にも立ち返るべきルールブックとしての役割を果たしてくれます。数々の書籍を出版され、「Office TANAKA」を運営されている田中亨先生が書かれたテキストですので、記述されている内容も非常に信頼できるものとなっています。

このテキストの特徴は、良くも悪くも「教科書」的なことです。余計なことは書かれておらず、かつ基本的な事項はきっちりと網羅されいるのですが、読みやすさや分かりやさやについては他の参考書に一歩譲りますし、すぐに実践で使える技が書かれているわけではありません。

なお、VBAエキスパート試験の公式テキストですので、その試験の区分に従い、「Excel VBA ベーシック」と「Excel VBA スタンダード」の2冊に分かれています。(それ以外にAccess VBA用のものもあります。)

また、2019年にスタンダードの試験範囲が変更になったため、これに合わせてテキストの項目も、「ワークシート関数」、「データの並び替え」、「テーブルの操作」、「デバッグ」などが追加される一方で、「イベント」、「ユーザーフォーム」、「OLEオートメーション」などが削除されてしまっています。これらの項目は、いずれも非常に重要な項目ですので、少なくとも「スタンダード」については、「2019年版」に加えて「2009年版」も購入されることを強く推奨します。

「OLEオートメーションの使い方」、「テキストファイルの操作」、「テーブルの構造化参照」などの課題に取り組む際には、このテキストに書かれていることの理解が欠かせません。

Excel VBA 逆引き辞典パーフェクト第3版

どんなレベルの方にも自信をもってお薦めできるのが、「Excel VBA 逆引き辞典パーフェクト第3版」(著者:田中亨、発行:翔泳社)です。

VBAの実務においては、知りたいことがサッと調べられる辞典のような参考書があると非常に便利です。類書は他にもいくつかありますが、基本的な事項だけではなく、ちょっと応用的な技まで網羅し、実務に必要なヒントを与えてくれる点で、他から抜きんでています。こちらも、田中亨先生が書かれているので、先に紹介した「VBAエキスパート公式テキスト」との親和性も高いです。

例えば、「セルの値だけをコピーする」というようなごく基本的なことについても書かれているのですが、それが実は「Range(“B1”).Value=Range(“A1”).Value」という簡単な方法で実現できてしまうことなど、「目からうろこ」のテクニックも書かれています。

ただし、2016年に発行された本書には、残念ながらテーブルに関する記述がありません。改訂版の発行が待たれます。

VBAについて調べる時、もちろんネットも役立ちますが、基本に沿った間違いのない解決法を提供してくれる本書もまた、欠かせないものとなっています。

Excel VBA逆引き辞典パーフェクト 第3版
Excel VBA逆引き辞典パーフェクト 第3版

かんたんプログラミング Excel 2010 VBA 基礎編

このサイトをご覧いただいている方には、VBAを使ったことがないという方はいないかもしれません。しかし、もし、そういう方がいらしたら、絶対におススメするのが「かんたんプログラミング Excel 2010 VBA 基礎編」(著者:大村あつし、発行:技術評論社)です。

1冊でVBAのすべてを網羅する参考書が多いですが、この本は「基礎編」、「コントロール・関数編」、「応用編」の3つに分かれています。なので、説明がとても丁寧なのです。しかも、著者は、VBAに関する本をたくさん出版し、Microsoft Officeのコミュニティサイト「moug.net」の創設者である大村あつし先生ですので、こちらも内容に間違いはありません。

特にこの「基礎編」は、普通の参考書がサラリと終わる部分を、これでもかというくらいにゆっくりとていねいに説明してくれます。私がVBAを始めた時、いくつかの参考書を読んで挫折しそうになったのですが、本書のおかげで最初の壁を突破することができました。VBAを使えるようになったのは、この本のおかげといっても過言ではありません。

ただし、その分冗長ですので、一度、読み終わって理解してしまったならば、後は使うことがないかもしれません。また、もう10年も前の本ですので、「基礎編」だけをしっかりと理解できれば、「コントロール・関数編」や「応用編」の部分については、他の参考書を使った方が良いかもしれません。

これを読んでも分からない人は、もうVBAは...と言いたくなるくらいの本です。

かんたんプログラミング Excel 2010 VBA 基礎編
Excel VBA入門書の決定版です。マクロについての詳細な解説はもちろん、要所にコラムなどを配置して補足説明や追加情報などを掲載しているので、初めてVBA(マクロ)を学習する人でも混乱することなく読み進められます。また、具体的なサンプルマクロをたくさん紹介しているので、マクロを実際に試しながら学習できます。 この1冊...

新装改訂版 Excel VBA 本格入門

ある程度VBAを使えるようになった人が、よりしっかりとした知識を得るのにお勧めするのが、「新装改訂版 Excel VBA 本格入門」(著者:大村あつし、発行:技術評論社)です。

こちらも大村あつし先生の著作ですが、こちらは打って変わって、1冊の本にVBAのすべてをギューっと詰め込んだ本となっています。

メッセージボックスの詳しい使い方、変数の有効期間に関すること、イベントによるマクロのコントロール、テキストファイルへの入出力など、ちょっと突っ込んだ内容までしっかりと書かれています。テキストファイルにデータを書き込むPrintステートメントとLine Inputステートメントの関係は、この本の説明を読んで初めて理解できました。

ただし、2020年の改訂版にも、テーブルに関する記述がないのは残念です。この点を除けば、この本が理解できていれば、もう怖いものなし、といった感じでしょうか。

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